最近は3月でも5月中旬の気温とか、5月になると30度近くになる箇所もちらほらあります。
そんな中、公園に海に山に・・・外出する機会が増えますよね。
お出かけが多い中、皆さん・・・
UVケア、しっかりしてますか?
今日は先日真っ黒に日焼けした我が家の子ども達を見て、皮膚科の先生が言った一言について考え、UV対策をしっかりとしないといけない理由をご紹介していきます。
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私が子どもの頃は日焼け止めなんて塗ったことはなく、真っ黒になることが「夏休みを楽しんだ証」のようなもので、毎日山や川で遊んでいた記憶があります。
先日、予防接種のために子ども達を病院に連れて行ったところ、皮膚科(兼内科)の先生に
「よく日焼けしてるね~。日焼け止め塗ってる?」
日焼けしていることを褒められたのかと思ったら、軽~く注意されました(笑)
もちろん子どもにも日焼け止めを塗ろうと書いている雑誌をよく目にしましたし、実際あまり動かない赤ちゃんの時は塗っていました。
でも動くようになり、毎日庭や公園で遊ばせていると徐々にUVケアがおろそかになり・・・
帽子被らせてるからいっか。
と、「UV対策?何それ?」の日々を送っていましたが、皮膚科の先生に
小さな頃からのケアがとても大事なので今からでもUVケアをしっかりするように♪
と言われ、改めて考えるようにしました。いや、遅いんですけどね・・・
18歳までのUVケアがとっても大事!
最近、気象庁でも「今日の紫外線情報」が発表されていますが、環境省の「紫外線環境保健マニュアル2015」を読むと、UVケアがとても大事だということが分かります。
私なりにまとめてみたので興味のある方はご覧ください。
(参照:環境省 紫外線環境保健マニュアル)
紫外線が与える影響
まずは、紫外線に当たり続けると身体にどんな影響が出てくるのか?これは親である私達が一番知っておかなければいけません。
紫外線=日焼けのイメージが強いですが、実は、「慢性」的に紫外線を浴び続ける影響の方がより深刻です。
日本人は、白色人種に比べると皮膚がんのリスクは低いといわれていますが、それでも「皮膚がん」や「白内障」、「しわ」や「シミ」などの報告がされています。
6月~8月の正午頃が最も紫外線が強い!
紫外線が一番強い時間、季節についても調査されています。
1日の間だと正午が、季節だと6月~8月が一番多いのは私達大人も何となく分かりますね。
※UVインデックス=紫外線の強さ
札幌と那覇を比較するとこの季節の那覇の紫外線はとても強いことが分かりますね。
ただ、札幌でさえ、6月~8月の正午頃の紫外線量は「非常に強い」になっています。
皆さんがお住まいの地域もこの時期は特に気を付けなければいけません!
WHO(世界保健機関)でも紫外線に関するガイドブックを作製し、「紫外線は18歳までに生涯の大半を浴びる」と書かれており、赤ちゃんからの紫外線対策が重要だと言っています。
赤ちゃんには外気浴が必要?!
紫外線の影響で、しわやシミ、皮膚がんになるリスクが高いと書いたことで「外に出したくない!」と思ってしまうママも多いと思いますがちょっと待って下さい。
実は赤ちゃんには外気浴が必要だと母子手帳に書かれているのをご存知でしょうか?
今母子手帳を見てみると確かに書かれています。
日焼けを警戒しているママ達が赤ちゃんを外に出さないことで現在乳幼児の
ビタミンD欠乏症
が増えているのです。
ビタミンDは「食事」と「日光浴」で作られているのですが、不足することでカルシウムが不足し
・けいれんを起こしやすい
・歩き始める頃に骨が曲がり、「O脚」(ビタミンD欠乏性くる病)になりやすい
食事から摂るビタミンDはきのこ類、脂身の多い魚などに含まれていますが、その他には少量しか含まれていないため必要量を食べ物だけから摂るのは難しいんです。
そこで日光浴が大事だとされていますが、「日光浴」と聞くと、昼間の一番暑い時間帯に赤ちゃんを連れて出なければ・・・と思いがちですが、それだと今度は紫外線の影響が出てきます。
※1998年までは「日光浴」と書かれていたのが「外気浴」に変わっています。
結局紫外線は避けるの?
紫外線に当たることで、皮膚がんや白内障のリスクが出ること、紫外線に当たらないことで、けいれんやO脚になりやすくなることを書きましたが、
じゃあどうすれば良いの??
と思ってしまいますよね。
なにごとも「適度」が大事
紫外線を浴びないためにずっと室内にいることが良いというのではなく、
・紫外線が強い時間は外出を避ける(午前10時~午後2時)
・日陰を利用する
・つばの広い帽子をかぶる
・UVカットの衣服を着る
・日焼け止めクリームを塗る
こういったことに気を付けながら、上手に紫外線と付き合って行かなければいけません。
そうは言っても、どの位紫外線を浴びれば良いのか?というのは疑問ですよね。
400単位(10μg)のビタミンDを産生するのに必要な時間を計算してみると、標準的な日本人が、皮膚の25%(概ね、両腕と顔に相当)を日焼け止めをせずに露出して、東京都心で8月1日の昼ごろ、雲が少しある晴れた日に外出するとして3分間。
同様に1月1日の昼ごろに12%(顔と手程度に相当)を露出して外出すると約50分などと計算されます。
特に皮膚が薄い赤ちゃんの場合は、外気浴といっても長時間外に出すのは避け、薄手の長そでを着せたり、ベビーカーの日よけを使いましょう。
まとめ
今日は日差しが強いこの時期だからこそ、紫外線のメリット、デメリット、UVケアをしなければいけない理由を詳しくお話しました。
次回は、UVケアの中でもママが悩んでいるであろう「日焼け止めクリームの選び方、おすすめ日焼け止め」についてご紹介していきます。